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2児の父、30代<気にしい>のサラリーマンが「子育て」「ビジネス」「ライフスタイル」をテーマに悩み迷走する奮闘記です!

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「思うは招く」 植松努さんの公演会に参加しました!

投稿日:2019年8月5日 更新日:

引用:協同組合新潟異業種交流センター HP

 妻から教えてもらうまで私は全く知らなかったのですが、北海道で宇宙ロケットを開発されている㈱植松電機の社長【植松 努】さんという方がいらっしゃり、その方の講演会に参加しましたので感想を書きたいと思います!
植松さんはあの「下町ロケット」のモデルになられた方です!

youtubeでも他の公演が有りましたので参考に入れときますね!本も沢山だされてました!

単純に感動。。。本当に優しさに溢れている

 細かくポイントに分けてお話は致しますが、植松さんは小さい頃に学校の先生等に否定されて苦しまれてきた方で、公演の中の言葉には
「ちゃんとしなくていい」
「できないことがあってもいい」
「違うは素敵」
など全ての人を肯定し、「優しさ」「助け合い」で社会を救いたいという心が滲み出ていました。
恥ずかしながら大勢がいる中で涙を流してしまいました(笑)
私もものづくりに関わる仕事をしているので、「夢」「開発」に関わる話はスッと心に入ってきました。

学問=社会の問題を解決させるもの
仕事=人の役にたつこと


この根幹の部分は現代で生活をしていると、どうしても忘れがちですよね。競争社会に縛られて生きる現代の日本社会に警笛を鳴らし、戦わないでも豊かな人生を送れることを植松さんは教えてくれました!
ではそれぞれのポイントごとに内容を紹介したいと思います!

  1. 【思うは招く】とは?
  2. 【夢】について改めて考える
  3. 【現代の日本の状況】について
  4. 【失敗するのは当たり前】できない・やったことがないことへの挑戦
  5. 【ちゃんとしなくていい!】1人でできることは1人分!
  6. 【どーせ無理】をなくしたい!
  7. 【だったらこうしてみたら】社会や人生を豊かにするのは優しさ!

1.【思うは招く】とは?

 植松さんは小さい頃学校の成績が良くなかったが、「飛行機を作りたい!」そうお母さんに伝えたときにお母さんは否定するでも肯定するでもなく
「【思うは招く】だよ」
と声を掛けたそうです。思っていたらやってくるということですね。
植松さんは「否定」がはびこる現代に対して、否定されても「思い続けること」の大事さをいいたかったのだと思います。そもそも誰の言葉に自分は影響を受けるのか?それは自分自身だと思います。その自分が【思って】いなければ【招かれない】のは原理原則に近いことだと思います。
 否定されてきた植松さんだからこその言葉。軽く話されていましたが、【思うは招く】という言葉に本当に支えられてきたのだと思います。誰も否定しない自己肯定感に溢れた世界がくればいいですよね。

2.【夢】について改めて考える

 改めて【夢】について植松さんは語られていたのですが、そこで私が印象的にだったのは

・夢に個数制限はない。一個は勿体ない!
・夢は決して「仕事」ではない。できないことを追いかけるもの
・夢はお金で買えるものではない。


という言葉。夢は大人が勝手に作った評価や立場に左右されないもの。速く移動したいと車を作り、空を飛びたいと飛行機を作ったように、できないことを追いかける!それこそが夢と言われたときにハッとさせられました。私自身そうなのですが、お金で買えるものを夢と語ってしまいがちで、深く考えればその先に「自分がどうなりたいか」の夢があり、それを見失ってはいけないと教えてもらいました。
 植松さんが語られていたお金のエピソードがあります。植松さんのおばあちゃんは樺太に住んでいたそうで、自動車の製造に関わってお金を当時蓄えていたそうです。しかし、戦争の関係で異国に攻められてしまい、お金はただの紙くずになってしまったそうです。そんなおばあちゃんは植松さんに
「お金は知恵と経験に使いなさい。お金は価値が変わってしまうが知恵と経験は一生残る」
とお話をされたそうです。お金の貯め方ではなく、使い方が重要だとお金の本質の部分を教えてもらったそうです。

3.【現代の日本の危険な状況】について 

 日本はこれまで人口増加社会しか経験していませんでした。それが2014年を境に急激な人口減少社会を迎えています。改めて言われて気付きましたが、人口が減る社会は日本初のできごとなんです!前例がないんです!
 人口増加社会と人口減少社会の違いを比べると

人口増加社会(今まで)
→常にモノが不足状態のため、需要が拡大。新しいものを生まなくても売れる
→年功序列・年次昇給でも成り立つ
→真面目で言われたことをやる人が評価される

人口減少社会(これから)
→常にモノが飽和状態のため、需要が縮小。新しい価値を生まなければ売れない
→年功序列・年次昇給は成り立たない、生産性が悪い社員は削除
→挑戦を続けて社会的価値を高める人が評価される

 当たり前の事ですが、改めて言われると人口が激減するこの世の中を日本人は誰も経験したことがありません。今までの前例や常識が通用しない可能性が高いと考えると恐ろしい、、、、
 人口減ですから当たり前の様にモノが売れないので給料も減ですよね。何かを生み出す事ができなければお払い箱になる社会がすぐそこに来ています。
 植松さんはこの社会の激変を乗り越えられるように「沢山挑戦して沢山失敗できる」社会にしたいと語られていました。【失敗するのは当たり前】できない・やったことがないことへの挑戦が重要だと

4.【失敗するのは当たり前】できない・やったことがないことへの挑戦

  先ほども少し話が出ましたが、現代の日本の懸念は、「一度でも失敗すると戻れない」という考えがあり、社会的に「失敗ができない」風習や考えが根強くなっており、失敗をすることを異様に恐れてしまう傾向があります。
 絶対に失敗をしない方法は実はあります。それは「何もやらない」「できることしかやらない」ということです。自分もそっちに逃げてしまうことがあります。。。。ただしこれでは成長ができないので、自分自身の社会的価値が落ちてしまい、豊かな人生を歩めなくなってしまう可能性が高まります。
 今できない、やったことがない新しいことをやらないと成長はできません。でも失敗は必ずしますやったことがないから当たり前!!!なので絶対に失敗に罰を与えてはならない!!そんな事をする前に「どうしたら失敗はなくなるか」を考え、失敗の原因を明確にし、漠然と「自分のせい」にしない!他人事でいい!!そうやって成長しよう!と語られました。
 この言葉は私の心にかなり響きました。何かを失敗したときに、「自分の実力なんてこんなもんか、、、」と失敗における原因を明確にせず、自分の実力不足とひとくくりで終わらせてしまっていました。失敗は当たり前!客観的に分析して次に繋げる!当たり前の事なのですが自分のことになるといい加減になってしまいがちですよね。

5.【ちゃんとしなくていい!】1人でできることは1人分!自信を持つ!

 「ちゃんと」しなくていい!?皆さんも幼少期に言われていたのは「ちゃんとしなさい!」でしたよね??ここにも植松さんの人を助けて助けられた経験からくる優しさが表現されています。
 「ちゃんとしなさい」=誰にも頼れない人になってしまうとても危険な言葉だと植松さんは語られました。1人では1人分しかできない!勇気を出して人を頼る!良く見せる必要はない!できないことをできる人が補い合えば1人でやるよりも何倍もの価値あるモノが生み出される!思いやりとやさしさを持って人を助けよう!【ちがうはステキ】!!異質を愛せば必要とされる人間になれる!
 もう名言ですよね!世の中は人ができないことをできるようにすることで収益を得たり人生を豊かにしている人が多くいます。そのような観点さえ忘れなければ自然と優しい有意義な社会を作れるような気がします。未来ではお金儲けはとてもポジティブな言葉になっていることでしょう!

6.【どーせ無理】をなくしたい!

 「どーせ無理」人の可能性を奪う殺人に近い言葉と強く言われており、この言葉を世界から無くしたいんだと切望されていました。
 夢をあきらめないためにはバンバン夢を語ることで、バンバン語ることでその夢を実現された人やその人に近い人に会える可能性が各段に上がります!少し話はズレますが、【相談する人は選ぶ】ということも非常に必要です。相談する人はその相談内容の経験者がベストです!例えば

少    年:僕はプロ野球選手になりたい!!
サラリーマン:プロの世界は厳しいし、なれるのは一握りだけ!凄く努力しなきゃね
プロ野球選手:本当に野球をとことん好きになってとことんやったらなれるよ!

 こんな会話があったとしたらどっちを信じるべきか。一目瞭然ですよね!!プロになる厳しさも経験した人が語る本質的な内容はとても有意義な情報です。
 少し話がずれてしまいましたが、「どーせ無理」をなくすには自分に自信をつけることですが、その自信のつけ方に注意が必要だと語られています。気をつけるのは「競争で自信をつけない」ということです。人と比べる自信は追いかければ追いかけるほどもっと自信を失う可能性が高くなります。そもそもこの行為は自分より弱い人間から自信を奪う行為です。どの分野で自信をつけても良く、とにかく好きなことを突き詰めていき、仲間を増やし、力をつけて可能性を広げることが重要です。自信と優越感は全くの別物ということですね!

 お金の価値は変わってしまう。そのお金で知恵や経験を得て自分の価値を上げていく。

7. 【だったらこうしてみたら】社会や人生を豊かにするのは優しさ!

 「だったらこうしてみたら」この言葉で夢は叶う!と強く植松さんはおっしゃられておりました。子供にかける言葉の中で「好きにしていいよ」「自分で考えてやってみな」など現代の親は言いがちですよね!これ完全に私です!笑
 植松さんはこの声が掛けについて「この声掛けはアドバイスになっていない」と言っており、「私はこうしたよ。こう考えたよ」という強制ではない一つの情報を提供する立場で声を掛けるべきだと語られました。もう心に響きまくりです(笑)子供は自由にさせるのがよい!と勝手に考えていましたが、情報の取り方や少しの情報を提供をする事で、より有意義になるのは事実。親が誘導するような発言は問題が有りますが、親が経験をしている事に関しては自分の経験を情報として伝えるのは良いですよね!

 子供が夢を語るときにも注意が必要だと話されており、語る夢などを否定すると本当に夢が叶わなくなってしまうそうです。何人もの大人からの発言は次第に自分をその方向に向けてしまう。よく例で使われる「この子は恥かしがり屋なので」と子供本人の前で言うことで「自分は恥かしがりやなんだ。」と思い込んでその通りになってしまうという理論と一緒ですね。子供にとって一番影響のある親に言われたらそれは強く印象に残ります。学校の先生も一緒ですね。
 否定や禁止を繰り返すと子供達は大人に評価される事しかしなくなります。これは当たり前ですね。これからの時代を生きていく子供達にはクリエイティビティが求められるので我々大人のものさしで計っては絶対いけません!!!
 子供や仲間が夢を語ったとき「だったらこうしてみたら!」是非この言葉でみんなの夢を叶えましょう!

総論

 植松さんの公演会はホントに人柄も出ていてとてもよかったです!他の方の公演は「こうするべきなんだ!」「こうしたらよくなるんだ!!」と言うなんとなく脅迫じみた強い言葉に感じるときもあります。植松さんはそのままでみんなで優しい世界を作ろうという心で溢れていました。

植松さんが

【悲しい、苦しい、不便】が仕事になる。必要なのはやさしさ。

語られたときに仕事の本質を改めて考えさせられました。そして最後に

「優しい」は比べられない。考え続ければいつか優しさは人生に繋がる

と言われており本当に心に響きました。
子供や仲間にかける言葉だけでなく、自分自身にかける内なる言葉も変えていこうと強く思った瞬間でした。

長々と公演について書いてしまいましたが、是非!機会がありましたら植松さんに会いに行ってください!!youtubeでも感動は伝わると思います!!

本日は長文にも関わらず見て下さり本当にありがとうございました!

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