「子供は褒めて育てましょう」、「怒鳴ってしかると子供の心は荒む」など世の中には色々な子育て理論があります。子供を褒めて育てろと言われても
「正直どういうところを褒めればいいの!?」
となる方も多いと思います。
今後の日本、いや世界での仕事のありかた等を考慮した上で、「結果」や「過程」ではなく、子供が動き始めたこと自体、つまり「始動」を褒めるのが良いと私は考えています。それではその理由を紹介していきたいと思います。
- これからは「仕事を生み出す力」が必要になる!
- 「挑戦する勇気」「行動する勇気」が未来を創る!
- 「結果」や「過程」を褒めても「挑戦する勇気」は育たない!
- 「始動」を褒めてバンバン挑戦する子になる!
1.これからは「仕事を生み出す力」が必要になる!
「65%」 この数値はスイスのダボスで毎年1月に開かれる「世界経済フォーラム会議(通称 ダボス会議)]という世界各国の有識者やリーダー、学者など世界に影響を与える人々が集まり、未来について会議で発表された有名な会議で発表された数字です。(2016年に発表)
実はこれ
【 現在(2016年)小学校に入学する子どもたちが、現時点では存在しない完全に新たな職種に就くことになる確率】
なんです!
今ある仕事の30~40%はAIの波によって自動化されるという見解もありますから、あながちおかしな数値ではないような気がします。世界のトップを走るような方々が発表した数値ですし信憑性は低くないと思います。
これからの未来は「新しい仕事を生み出す力」がとても重要だということが分かります。働き方の概念自体が大きく変わろうとしています。
2.「挑戦する勇気」「行動する勇気」が未来を創る!
事業家であるホリエモンこと「堀江隆文さん」は、とある番組でこのように語られています。
「自分の周りにいる大成功を収めた人はとにかく【行動をした人】」
堀江さんがおっしゃるには、その中でも「9割はリスクを考えないバカ」だそうです(笑)。
もちろん行動にはリスクの面もあります。ただ、小さいころから挑戦・成功・失敗を多く経験していることで「挑戦の仕方」や「失敗時のリカバリー」、「成功への勘」等が身に付くので成功する可能性も非常に高くなります。
つまり、「挑戦する勇気」「行動する勇気」は幸せな未来を築くために必要な重要なポイントなのです!
富士通やトヨタの発表があったようにもう「終身雇用」の時代が終わり、「個人で稼ぐ」時代が到来してきています。従来通りの定型的な教育、定型的な就職では従来通りの幸せが訪れない恐れがあります。「従属=安定」の時代ではなくなったのです。
3.「結果」や「過程」を褒めても「挑戦する勇気」は育たない!
小さな子供の世界観において「親」は非常に大きな影響を与える存在です。なので、子供は親から受ける言葉で精神が大きく傾く可能性が高くなります。急ではありますが、我が家での事例を一つお話したいと思います。
うちの長男は現在5歳(今年で6歳になります)で、ヤマハ音楽教室に通いエレクトーンを弾いています。5歳になると弾く楽曲が結構むずかしい!!大人の私でも少しつまづく場所がでてくる様な感じです(全く経験が無いのでそもそも下手ですが!笑)。
今までは簡単にできてきたのに、覚える事も難しいし指の位置も難しい。さらに両手という難関もあり、長男は「これは難しい、、やりたくない」と弾けない楽曲は拒むようになりました。
これまで私は長男に対して
「良くできたな!スゴイ!直ぐ他の曲も弾けるようになるなぁ!」
と【できたこと】に対して褒めていました。これが子供精神を少し捻じ曲げた要因だと思います。
長男からすれば【できたこと】が褒められたのであって、【できなかったこと】は褒められる対象ではないと心に刻まれてしまったのです。徐々に長男は【できないこと】は積極的にやらないようになりました。
このように 「結果」や「過程」を求めすぎると子供達は挑戦のハードルがどんどん上がっていくことになり、いずれ訪れる「つまづいたとき」に大きな精神的なショックを受けることになってしまいます。
4.「始動」を褒めてバンバン挑戦する子になる!
先ほどの話には続きがあり、我々夫婦が掛ける言葉を少しだけ変えることによって子供にある心境の変化が生まれました。
【続き、、、】
うちの子供が新しい曲に挑戦しなくなり「これはマズイ!!!」
と思い、妻と相談。そして試行錯誤の結果、上手く演奏ができなかったときも
「良く挑戦した!今はできないことでもやろうと思う事がすばらしい!」
と言葉を変えることにしました。これを繰り返していたある日。非常に苦手で上手に弾けない楽曲に対して
「難しい!もう一回やる!」
と何度もやり直しをして挑戦を繰り返していました。
これには私たち夫婦は感動!息子の成長に大きな喜びを感じ泣きそうになってしまいました!
「始動」を褒めることによって、「挑戦すること自体」に意欲を持つようになります!それはそうですよね。なにをやって失敗しても始めただけで褒められるのですから。
新しいことを始めるとどうしても失敗することが多くなります。やったことがないのですから当たり前ですね!「結果」至上主義では失敗を恐れてしまうので、一見「すごいできた子」に見えますが、これは「失敗しないものしかやらない」という裏がある場合があります。
「始動」を褒めてどんどん失敗する子になる事こそが本質的に非常に素晴らしいことだと私は思います。子供のうちは大怪我や人に危害を加えるようなことさえしなければ、失敗しても大抵大きな問題になりませんしね!バンバン失敗してバンバン成功するアグレッシブな大人になってもらいたいと私は強く思います!
総論
偉そうに色々書いてしまいましたが、正直私は失敗を凄く恐れる人間です。周りの目ばっかり気にして、失敗して馬鹿にされたり笑われたりするのがすごく嫌です。。。。
子供には挑戦・失敗をさせておいて自分が失敗することを恐れているようではダメだと思い、最近は英語のコンサート等に参加した際には最前列近くに行って恥かしがらず子供に見せるように間違ってもいいから踊ったりしています!もう恥かしいったらありません!!笑
そんな事をしていると子供も一緒について来てくれて英語の学習意欲も高まったりと結構いいことづくしです!笑 まぁ、私的には子供が一緒に楽しんでくれているからできることなので、子供には感謝しかないですね!笑
私なんてこの世界ではちっぱけなどうしようも無い人間ではありますが、若い世代の人たちがいくら失敗してもやり直せる社会にしてやりたいと最近はよく考えます。「日本は落ち目」と言われ、諦めムードが漂ってしまっていますが何とかみんなで日本を元気にしていきたいですね!
本日も記事を見ていただきありがとうございました!子育てについてまた新しい発見ができましたらご報告したいと思います!!
また、お時間がありましたら是非見ていってください!
本当にありがとうございました!では!