ギリギリ昭和生まれの気にしいブログ

2児の父、30代<気にしい>のサラリーマンが「子育て」「ビジネス」「ライフスタイル」をテーマに悩み迷走する奮闘記です!

子育てシリーズ

子育てにおいて一番大事なことは「子ども自身が決める」こと

投稿日:2019年5月28日 更新日:

「親の自分が完璧ではないのにどうやって子供を育てたらいいの!?」

 私が若干26歳の時、社会の中でもやっと独り立ちができるかどうかの状態の時に長男が生まれました。
 目の前の新しい出来事に追われるように子育てをしていると、子供に対して叱っている言葉がそのまま自分に返ってきている感覚に追われることがあります。
 なぜこんなにイライラして当たってしまうのか!?そう思った私は、子供に対してきつくあたってしまった時やイライラしてしまった時を冷静に分析することにしました。その中で自分の一つの感情の共通点を見つけました。
それは子供に「自分の価値観」を押し付けていたときでした。

 簡単にいうと「自分の思った通り動かない」、「自分が思った通りの発言をしない」、こんな自分勝手な価値観を子供に押し付けているときでした。

 その事に気付いてから、私は何事も「子供自身が決める」というただ一点を定めて子育てをする事にしました。それからは子供の心の成長は著しく、つい最近ではあまり口が良くないお友達に対して「○○君が成長できるように、今日は一緒に手を繋いで歩いたんだ」と友達に対しても何かを与えようとする心を持つようになっていました。
 「子供自身が決める」と決めてから私の心にも大きな余裕が生まれました。

子供を「尊敬・尊重」すれば大きく育つ

 子供が物事を決めるので、そもそも子供を一個人として接しなければならなくなります。それはつまり、子供の意思や行動を尊重する事になり、それは子供を尊敬することにつながります。「尊重・尊敬」において親として取り返しのつかない失敗をした事と逆に成功したできごとがあります。
 それでは具体的事例を二つ挙げたいと思います!

【失敗例:プール教室にて尊敬・尊重しなかったせいで、、、、】

 うちの長男は3歳からプール教室に通っており、毎週とても楽しそうに教室に通っていました。できることが増えて、より成長していく自分に自信が出てきて親としては非常に嬉しかったです!
 泳ぐ事と相性が良かったようで、ちゃくちゃくと級を上げていき、当時年中にも関わらず回りには小学生だらけになりました。
 ところがある日、うちの子がお友達とずーっとふざけて遊んでおり、先生の話もろくに聞かずに授業を受けていました。順調に上手になっていく子供に対して私は「真面目にやって上手くならないとダメだ」という勝手な価値観で、正しくもない正義感を振りかざしてしまいました。帰りの車の中で今までで一番の怒鳴り声をあげて怒ってしまいました。この出来事があってからは子供に変化が生まれました。授業では遊ぶ事はなくなりましたが、プールに行く時やテストで合格した時はオモチャをねだるようになりました。むしろそういうご褒美が無いと通えなくなるほどになりました。これは嫌な事をするという負の感情をコントロールするためにオモチャを欲したんだと思います。
 私が思うプール教室は「子供が泳ぎを覚えて上手になる場所」であり、子供が思うプール教室は「水の中で楽しく遊ぶ場所」だったんです。本質的に考えれば絶対的に子供が正しいですし、プール教室をどう捉えるかはそれを受ける子供次第だったという大前提を考えていませんでした。結局子供はプールに行けなくなり、やめることとなりました。間違いなく全て私のせいです。子供の大きな可能性を私が消してしまいました。

【成功例:ヤマハ音楽教室にて尊敬・尊重したら、、、、】

 長男はプールと同時にヤマハ音楽教室にも通っています。プールの一件以来、細かく口を出す事をやめ、「お前なら絶対できる」「今できなくても絶対できるようになる」「お父ちゃんは確信している」この3つを言うことにしました。
 長男の意思や行動を尊重することにしました。すると大きな変化が!
「これは絶対できない」「もうできないからやめる」と言っていた難しい楽曲に対して「手伝わないで1人でやってみる」「もう一回最初からやってみる」ポジティブにエレクトーンに向かうようになってきました。
 他人の家に行ってもピアノがあると自ら引かせて欲しいと話をし、自ら向かって行き、失敗しても何回も挑戦して引き続けて完奏させます。
 正直涙が出るくらい嬉しかったです!!私はそんな子供を1人の人間として尊敬するようになっていきました。

「尊重」「尊敬」は連鎖し、1人の人間を大きく育てる事に気付きました。

親にできることとは!?
「選択肢(経験)を増やす」こと

 子供が何かを好きになったり、嫌いになったりする段階の前に必ず「初体験」が存在します。この経験が無ければ子供達はそもそも「自我」が明確になりにくくなります。子供自身が自分がどういうものが好きで、どういうものに興味があるのか。それを知るためには「初体験」を提供する必要があります。
 子供が好きになったものをやらせればいい。それは凄くいいことだと思います。しかし、もしかしたらセパタクロー(知ってます??)の才能が凄くあり、ものすごく好きになる子がいたとしてもセパタクローをやらなければその事にさえ気付きません。ちょっと例えが極端すぎました(笑)
 これらの経験をさせるのは親が提供、協力しなければやはり難しいものです。なぜなら子供の行動を管理しているのは親だからです。偉そうな事をツラツラと書いていますが、この管理を妻がしてくれており、本当に妻を尊敬しています!
 我が家の子供は「森の中の幼稚園」に通っており、月に一回「海辺の子供園」という海岸での活動にも参加しています。参加の決議は子供自身が決めてますが、その選択肢を与えられることが重要だと私は思います。
と言ってもほとんど実態は妻ですね(笑) でも子供ってホントにお母さんが好きなので、大体お母さんの思うところに行く事が多いですよね(笑) でもそういうことも大事なのかなぁと最近思います。

「お母さんの好き」が「子供の好き」になる

 うちの子に限らずどこの子もお母さん大好きっ子って多いと思います。一緒にいる時間が必然と長くなりますし、肌が触れ合っている時間が多いですし、安心を与えてくれる存在なんだと思います。(決してお父さんが劣っているという話ではありませんよ!!!客観的に見てもそう思うということです)
 うちの妻は絵本が好きで良く図書館で借りたり、メルカリで買ったりと家には絵本が溢れています。夜寝る前に妻が楽しそうに絵本を子供たちに読んでいるのですが、子供達は本当に嬉しそうで何回も「もう一回呼んで!」とお願いしています。
 これはつまり、「妻が楽しく読んでいる」から子供たちも「楽しい」となっているんだと思います。一回面倒くさそうに読んだらかなり嫌がってました。笑

総論

 私はまだまだ親としてのレベルは低いですが、「子供に決めてもらう」と心に決めてから子育てに対して心に余裕ができてイライラすることも本当に少なくなりました。(イライラすることはあります笑)
 皆さんももしイライラして子供にストレスをぶつけてしまうような事がありましたら、一度子供を1人の個人として認めてみたらいかがでしょうか。
 偉そうな話になってしまいスイマセンが参考になりました幸いでございます。

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