今回の本はかなり衝撃を受けた内容でした。私自身は営業職なのですが、成果を出すためには「聞き方」が大事だとこの書籍では伝えてくれています。伝えたい!買ってもらいたい!理解してもらいたい!と思ったら普通考え付くのは「話し方」の方ですよね?? ですが、実際は話をちゃんと聞くことでその目標が達成されやすくなるという「ホントか!?」と思われるような内容です。私は1ヶ月ほど実践しているのですが既に効果がでてます!その事例も含めて紹介したいと思います!
- 「きく」とはなにか改めて考える
- 5つの「きく」で人生は劇的に変わる!
- 沢山の人と会って話を聞こう!
1.「きく」とはなにか改めて考える
一般的に会話の中での「きく」とは相手の声を耳で受け止めることと単純に捉われがちですが、著者の山下さんはこれを
【相手の方の情報やおもい考えを自分なりに受け止め理解すること】
と定義されてます。簡単に言うと相手の話をしっかり聞いて自分なりに噛み砕いているかどうかということですね!さらに、もう一つ大事な定義があり、「きいた」という言葉の定義
【相手の方の情報やおもい考えを自分なりに受け止め理解し、それを相手の方に確認し、承認を受けた状態】
単純なホウレンソウのような話ですが、案外話し相手に「こういう理解でいいですか??」と承認を得る行為ってあまりしてませんよね。というか私はちゃんとしてませんでした! この意思疎通、相互理解が関係を劇的に向上させ、素晴らしい人間関係が築けると記されています。非常に納得です。。。。
「理想のパートナー、親、上司、営業マン」について具体的な人物像のベスト3をアンケートを取ったところ 98%の人が
「自分の話を最後まで聞いてくれる人」
と回答しており、そのアンケートでは逆に
「95%の人が最後まで話を聞いてくれない」
という結果がでてしまいました。悲しい!けど心に響いてしまう、、、、私自身人の話を結構最後まで聞かないで「それはさぁ」と口を挟んでしまったりするので凄く反省です。。。。
また、別のアンケートでは小学生の子供達に
「親は話を聞いてくれているか?」
と質問すると95%くらいの確立で
「ちゃんと聞いてくれていない」
と回答する中、親の90%は
「ちゃんと話を聞いてあげている」
という回答のアンケート結果があり、【話を聞く】という行為がいかにおろそかにされているか露呈されています。この本では「きく」の定義を5つの言葉で分けてそれぞれを解説しており、それぞれの場面での要点がまとめられています。
その5つは「聞く」「聴く」「訊く」「利く」「効く」です。それぞれについて説明しています!
2.5つの「きく」で人生は劇的に変わる!
この本では先に記載した5つの「きく」について具体的かつ細かく説明があるのですが、その全ての紹介はここでは勿体無いので、特に私が印象に残った2つの「きく」について紹介を!
【訊く】= 「訊き方」で人間関係は劇的に変わる!
本の中で異性とのコミュニケーションのとり方について説明している部分があるのですが、女性の話を男性が聞くときは「最後まで、話の腰を折らず、ただただ話を聞くこと」と書かれていました。
私は年に一回家族を連れて実家に帰省するのですが、必ずと言っていいほど母と口喧嘩をします。私の母は結構過激な人で特にテレビに流されやすく、先日のあおり運転と暴力行為を行った人物に対して
「こいつはとっ捕まえて二度とだすな!社会的に抹殺だ!」
と言います。こわ!!!それを聞いて私は言わなくていいのに
「そんなに言わなくてもいいんじゃない!?なにか原因があるかもしれないし!」
と生意気な口を出して話の腰をいつも折ってしまいます。しかし!!!今回はちゃんと最後まで聞いて母の意見を真剣に聞いてみました!すると、まず落ち着いて話を聞ける!そして、母の過激発言の中には被害者がどれだけ怖い思いをしているのか自分の体験を教えてくれました。その後、私の意見を話すと母は「確かにそういう考えもあるし余り過激にしすぎるのも良くないね。」という奇跡的一言!!!なんじゃこりゃ!!効果抜群じゃねーか!めっちゃ意識するから大変だけど!笑
家族間で仲が悪いなどの問題があれば「きくこと」に意識を持って、真剣に相手の話を聞いたら解決の方向に向かうかもしれません!
【利く】=「実績に結びつける聞き方」聞き方で信用と信頼を得る信頼
営業マンである私はこれがホントにできていませんでした。。。
本当に自分の話を効いて欲しければまず、相手にしっかりと興味を持ち、相手が抱えてる問題や状況などをお聞きし、信頼を得る事が重要ということを理解していませんでした。相手にとって有益な情報を自分が持っていたとしても「相手が聞く姿勢」が整っていなければそもそも話しにならないことに痛感しました。
著者は営業において「聞かれたことを丁寧、簡潔に答える」だけで成果は上がるとも話されています。こんなの教えて貰わなければ私は一生できなかったとおもいます!!!もうペラペラ余計な事を話しちゃいますもの!!ホント後悔!!!
ここ1ヶ月営業の際にきくことを意識しているのですが、お客さんから私自信のプライベートについて質問される事が多くなりました!私という人間に興味を持っていただいているんだと思います!それが嬉しくて嬉しくて(笑)
信頼、信用を得て、実績に結びつけるのは「伝える能力」ではなく「聞く能力」だというのはかなり衝撃をうけました。相手に信用を得るための具体的名聞き方については本に書いてありますので是非見てみてください!
3.沢山の人と会って話を聞こう!
自分の人生を豊かにするには沢山の人と仲良くなり沢山の話しを聞くことだと書かれています。確かに、何かの問題にぶつかったとき、大体解決してくれるのは誰かの助言や手助けだったりします。人生の問題を切り開いてくれるアドバイスなどは自分以外の人が持っており、それを「聞かせていただくこと」がとても大事。世の中で言われている「コミュニケーション能力」とはつまりこのことを言っているのだと私は感じました。
「話を聞かせていただく」という姿勢を持ってコミュニケーションを取っていけば、お互いが満足し合える関係構築ができ、お互いの人生が豊かになる可能性がより高くなる!そんな事を伝えてくれる素晴らしい一冊です!
総論
実は私、この本の著者である山下義弘さん(通称:ビリーさん)のセミナーに参加した事があるんです!笑
話の聞き方で劇的に変わった会社や人の話、御自身の臨死体験で得た教訓のようなお話を聞いて感銘を受けました。この本はセミナーで話を聞く前に予習として読みました!
まだ、私は自分自身の潜在的な声を聞けるようなレベルでは到底ありませんが、「きくこと」に意識を持ったおかげで人生が少し良くなっていきそう!という予感がしています!話の聞き方一つで何かが大きく変わるかもしれませんので、皆さんも是非試してみてください!!
本日もお時間が無い中見ていただきまことにありがとうございました!次回も是非見てくださいね!それでは!!