情報過多の時代、信じるべきはなにか?
ここ十年程度で発展を遂げた「インターネット」によって、取得できる情報量は500倍以上にも増えたと言われています。
確かに、どこに美味しいお店があるとか、どこで買うと安いだとか、ものの使い方・直し方・作り方など世の中は色々な情報で溢れかえっています。情報はインターネット以外でもテレビ、新聞、本、口コミ等色々ありますが、どの情報を信じるかによって人生は大きく変わる可能性が大きいです。
今回は人の人生に大きく関わるこの「情報」の収集には「本」がおススメだという事を説明していきたいと思います。
- 「インターネット」の情報は真実??検索エンジンの仕組みから紐解く
- 「テレビ」が真実の時代はもう終わり??
- 「新聞」がやっぱり一番!いや待って!新聞・雑誌社の業態から考察
- 「本」の出版には縛られるものがない!そして責任が問われる!
1.「インターネット」の情報は真実??検索エンジンの仕組みから考察
今や生活の中や仕事の中で困った事や分からない事はまずインターネットで調べますよね。なぜなら「早い」からです!ただし、このインターネットの情報の扱いは非常に難しい。どれだけインターネットに精通していてもその情報の真偽を確かめる事は非常に困難だと言われています。今回は具体的にその例を挙げてみましょう!
◎2016年 熊本地震で動物園からライオンが逃げた!
これは皆さんの中にも覚えておられる方も多いのではないでしょうか。ある人物が「動物園からライオンが逃げた」とツイッターに投稿し、その衝撃的な内容に一時間に2万回以上のリツイートがあり混乱を招いた事件です。この投稿した人物は捕まってしまいました。
このように、インターネット上に同じ情報がいくつも色々なところから出てくると、その数に対して我々は「真実」と捉えてしまう事が多いのです。簡単に言うと「みんなが言ってるから!」状態ですね。莫大な情報量のせいで「誰が発信した情報なのか」というニュースソースも不明瞭になります。
実はインターネットの検索エンジンの仕組みも上記に近いものになっており、閲覧回数や検索回数、同じ情報のものを評価して検索エンジンの上位に上がってくる仕組みになっているようなので(SEOの改変などで異なる場合もあります)、より過激かつ同じ情報でみんなが検索しているものがより皆さんの目に触れやすくなる仕組みなんです。
これらの理由から、インターネットの情報の真偽を確かめる事は非常に難しいのです。
重要な情報や行動や人生を左右する情報を得るときはこの点を十分注意そして理解しておく事が大切です!情報にはもちろん真実もありますのでニュースソースの確認を怠らないことですね!
2.「テレビ」が真実の時代はもう終わり??
一時前は「テレビ」が嘘をつくわけがない!と思われていましたが事実はそうではありません。色々なネット媒体が増えたことで真実が明るみに出ることが増えてきたこの時代。「テレビ」の嘘が発覚した事が多発しました。
【納豆ダイエット】 : 発掘あるある大辞典(フジテレビ)
2007年頃までやっていたフジテレビ系列の番組ですが、実験データや教授のコメントを番組スタッフが捏造していた事が発覚。当時この番組の反響でスーパーでは納豆の売り切れが続出してました。
【猿VSラジコンカー】 : ほこ×たて(フジテレビ)
2012年に放送された「猿は逃げるラジコンカーを捕まえられるのか?」という対決です。放送では猿が一生懸命追いかけてる映像になっていましたが、実際は猿がラジコンカーを怖がり追いかけないので、ラジコンカーと猿を紐でつなげてラジコンカーが猿を引っ張る細工をしたという内容です。
テレビ会社の収入源は何か?それを紐解くと情報が捻じ曲げられる経緯が分かります。テレビ会社の主な収入源は<公告収入>です。テレビ番組の間に流れるCMの枠を販売してるんですね。ただし、CM枠の価格は視聴率が高ければ高いほど高くなります。売上を上げるためには「みんなが見る番組」の制作が必要不可欠。番組のプロデューサーは視聴者が喜ぶ内容の番組を作らざる得なくなり、内容に不都合が生じた場合に捏造に走ってしまうんですね。
また、テレビ番組には企業がスポンサーとして入っているため、その企業に悪影響を及ぼす内容の放送はできない。なので、この部分に置いても情報が捻じ曲がる可能性があります。
テレビについて色々書きましたが今時CMで「有村架純ちゃんってパンテーン使ってるんだぁー」なんて信じる人いないでしょう??
テレビの信用性が失墜してしまったことで、一般人が投稿できるyoutubeのようなコンテンツなどが優位に立ってきたということですね。視聴者が騙されなくなってきたということでもありますね。
3.「新聞」がやっぱり一番!いや待って!新聞・雑誌社の業態から考察
「社会人になったら新聞くらい読みなさい!」そう言われて新聞を読んでた時期があります。(すぐやめちゃいましたけど(笑))
経済や政治、社会関係のことなら新聞が一番信頼を置けるというなんとなくの風潮があります。もちろん、経済や政治などの時事的なことに対して多くの情報をすばやく、なおかつ精通した記者が精査したものだという信頼性はあります。しかし、同じ内容の出来事であっても、新聞社には「思想」や「スポンサー」があるので、やはり都合のわるい「真実」を書く事はできない。そもそも思想があるので、客観的なものの見方から逸脱しているケースも多々あります。
朝日新聞の「吉田調書」なんてホントに愚の骨頂でしょう。でも大なり小なりこういうことが新聞でもあり得てしまいます。
どこの新聞社の誰が書いたものという情報jが書かれている分、責任の部分で言えばインターネットよりも確実性は高い情報ツールですね!
「本」の出版には縛られるものがない!そして責任が問われる!
最後に「本」からの情報収集についてです。本には今まで挙げてきた情報が捻じ曲げられる原因・要因がほぼありません。
【ニュースソースが明瞭】
誰が書いた本なのかは明瞭ですし、本の情報に対して著者だけでなく出版者も責任を負うことになります。その責任こそが真実の情報が多くなる要因です。
【スポンサーはいない】
本の多くはスポンサーが付いていません。だからこそ暴露本なるものがあり、有名なところで言えば「ヤマザキパンはなぜカビないか」等の特定の企業や個人に対する情報ですね。公告収入を得ているような情報ツールではどこかを敵に回すような行為はできませんが「本」なら可能です。
【企業の思想などに縛られない(個人の思想)】
本には著者の思いが込められており、「企業の思想」によってその内容が捻じ曲げられる事はありません。(出版社からの編集等はありえるでしょう) なので、個人の意見や思想などが正しく表現されやすいのが「本」です。
ただ、出版社が最終的には販売をしていくので、「こっちの方が売れやすい」「こうしないとうちでは出せない」等の情報の操作が入る可能性はあると思います。ですが、それを考慮しても他の情報ツールよりも正しい可能性が高いのはやはり「本」だと言えます。
総論
偉そうに色々書きましたが私あんまり本を読まないんですよね。。。笑(読めない。が正しいです、、、寝ちゃう、、、、)
情報を扱うときは欲しい情報の重要性や利用用途などを踏まえたうえで、自分が使う情報ツールの信頼性を加味して収集していく事が大切になります。情報が富や名声に大きく影響を与える時代(いつの時代もそうですね)ですので気をつけて行きたいと私自身も強く思いました!
今回もご覧頂きありがとうございました!今回は大分偉そうに書いてしまいましたが許してください!またお時間あるときに見に来てください!
では!!